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17.タイコンデロガ

17.タイコンデロガ

打撃巡洋艦の建造が中止された事により、イージスシステムを搭載する最初の艦艇となったのがタイコンデロガ級巡洋艦である。当初は駆逐艦として計画されたが、その性能及び満載9500t近くに増大した排水量により巡洋艦として艦種を変更された。スプールアンス級駆逐艦は元々余裕のある船体設計であったが、14000t級原子核推進巡洋艦への装備を前提としたイージスシステムの装備により、船体の復元性や拮抗性が懸念されたが、竣工後の試験では良好だったらしい。当初、SPY-1AレーダーとMk26対空ミサイル連装発射機を2基搭載したが、CG-52以降はVLSに切替り、CG-59以降は改良されたSPY-1Bレーダーを装備している。現在、ネームシップのタイコンデロガと2番艦のヨークタウンは退役したが、未だにアメリカ主力水上艦艇の一つである。


世界の艦船「亡国のイージス」【転載不可】