下図は捷一号作戦時の艦中央部火器管制です。■ 捷一号作戦時の戦艦大和の甲板塗装
大和の艦中央部兵装の変換については【大和館:戦艦大和型艦中央部の変換】をご参照下さい。
下図は捷一号作戦時の大和の上面図です。
黒甲板の詳細については【大和館:捷一号作戦以降の大和・武蔵の甲板塗粧の考察】をご参照下さい。
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大和型模型 の歴史 |
よく零式3座水偵を大和艦内格納庫に格納しようとするディオラマを見かけるのですが、アテネ書房刊「戦艦大和・武蔵戦闘記録」P353 「昭和十九年十一月十五日 第一戦隊戦闘詳報 第二號の三.格納庫ノ利用価値」に書いてあるように、「[註]大和格納庫(出入口ヲモ含ム)ハ零式観測機ハ八機 瑞雲 彗星ハ六機格納可能.零式水偵ハ格納出来ズ」となっており、零式三座水偵はもともと大和艦内には格納出来ません。というのは大和設計時には零式観測機(当時は一二試二座水偵)はまだ完成しておらず、大和の格納庫は九五式水偵を搭載する事を前提に設計されていました。また日本帝国海軍では戦艦が搭載するのは二座水偵(当時は観測機という区分がなかった)というのが通例で、三座水偵は通常巡洋艦が搭載していました。戦中は大和型が零式三座水偵を搭載した事もありましたがあくまでも甲板上に露天繋留しただけです。(伊勢型が航空戦艦改装後に載せた可能性はあります) 零式観測機 零式三座水偵 最大八機格納可能 格納は出来ず(露天繋留のみ) 瑞雲(または彗星) 最大六機格納可能