• 艦艇に関するデータ

    1. 戦艦大和型の要目

    2. 戦艦大和型艦中央部の変換(2005/12/4追加修正)

    3. 戦艦大和型の艦中央部機銃及び探照灯の管制(2005/3/26修正)

    4.46cm砲射撃時の爆風の影響範囲

    5.大和・武蔵の艦名信号旗


    1. 戦艦大和型の要目

    今さらではありますが、下記は実艦の大和(2代)の簡単な要目です。

    大日本帝国海軍超弩級戦艦 大和 (II代) ( 設計番号 A-140F6 )
    竣工
    昭和16年12月16日 呉工廠
    沈没
    昭和20年 4月 7日 天一号作戦時
    要目(艦体主要寸法)
    (参考資料:松本喜太郎著 戦艦大和・武蔵設計と建造 )
    全 長
    263.0 m
    喫水線長
    256.0 m
    最 大 幅
    38.9 m
    喫水線幅
    36.9 m
    深さ
    18.915 m
    喫水(公試)
    10.4 m
    喫水(満載) 10.86 m 乾舷(前部) 10.0 m
    乾舷(中央) 8.667 m 乾舷(後部) 6.4 m

    (注)深さはキールラインより最上甲板測線まで


    排水量
    戦艦大和の完成時の排水量は、下記の通りです。
    (参考資料:松本喜太郎著 戦艦大和・武蔵設計と建造 及び 牧野茂/古賀繁一監修 戦艦武蔵建造記録)
    基準排水量
    64,000t
    公試排水量
    69,100t
    満載排水量
    72,809t

    公試排水量の重量配分(単位 t)

    上記表で掲載できなかった材料の重量配分(単位T)
    項目 A140-F5 A140-F6 完成時
    艤装 1,850 1,930 1,756
    固定斉備 460 440 417
    固定外斉備 577 600 641
    水雷 132 112 170
    電気 1140 1140 1108
    航空 148 109 111
    予備水 125 200 212
    潤滑油 175 80 61
    軽質油 22 22 48
    余裕 558(258) 300 0

    (注)松本喜太郎著 戦艦大和・武蔵設計と建造"では、A140-F6と言わずに最終案と表記されてます.

    上記は、戦艦大和の計画時の排水量です。
    戦艦武蔵については、竣工時に副砲塔への防御の追加工事、及び旗艦設備の追加等が行われ若干排水量は増加されているはずです。この点、丸グラフィッククォータリー写真集日本の戦艦や日本軍艦写真総集(光人社刊)では、武蔵の竣工時、及び大和の改装時の公試排水量は 69,594t となっていますが、出所は不明です。



    速度と、軸馬力

    戦艦大和の速度と軸馬力の関係は、下記の通りです。
    (参考資料:松本喜太郎著 戦艦大和・武蔵設計と建造 )
    速力・軸馬力・有効馬力・推進効率の関係表
    速力・軸馬力・有効馬力・推進効率の関係表

    主要兵装
    主要兵装
    主 砲
    45口径94式46cm (18.1inch)砲
    3連装x 3基
    副 砲

    60口径3年式15.5cm (6.1inch)砲

    建造時
    3連装x 4基
    第2次改装後
    3連装x 2基
    高角砲

    40口径89年式12.7cm (5inch)連装高角砲A1型改3

    建造時
    2連装x 6基
    第2次改装後
    2連装x12基

    同型艦
    2番艦
    武蔵 (III代)
    昭和17年8月5日超弩級戦艦として竣工。昭和19年10月24日レイテ沖海戦にて沈没
    3番艦
    信濃(初代)
    建造中に戦艦より空母に艦種変更され、昭和19年11月9日航空母艦として軍艦籍に編入、同月29日浜松沖合いで呉に回航中雷撃にて沈没。完成時世界最大の航空母艦であった。
    4番艦
    111号艦
    開戦時に建造中止
    5番艦
    797号艦
    計画のみ、高角砲を長10cm砲に変更?
    改大和型
    798,799号艦
    計画のみ、50cm連装砲6門搭載艦の予定