昭和30年代から40年代初めくらいというと、当時の日本では戦記ブームが巻き起こっていました。少年向けの漫画雑誌には戦争漫画が連載され、グラビアには戦争に登場した兵器が特集されていました。特に太平洋戦争を通して活躍した「零戦」と、史上最大の戦艦である「戦艦大和」は、戦後の太平洋戦争の兵器の中でも知名度が高く、またその悲劇性も手伝い、当時の少年達のヒーローとなりました。 また、一般の人にはどんな戦闘機でも「零戦」、どんな艦艇でも「戦艦大和」としか認識されなかったと思われます。この為当時、「零戦」や「戦艦大和」は多々商品化されたものと思われます。 で、いっぱしの大和フリークである私は、今までどんな大和のキットがあったのかに興味を抱いてしまいました。どんなキットがあったのか?そしてどのような大和、そして武蔵、信濃が商品化されたのか興味がわき始め、出来ればどんなキットだったのか手にしてみたいという気が沸々と湧き出しました。 丁度良い事に、今はインターネットの普及とネットオークションの開催により、比較的簡単にこのような過去の絶版キットを探し当てる事が出来るようになりました。 もちろん、出来れば落札したいですが、出来なくても情報は入手可能となりました。 ネットオークション及び、親切な方々より大和型のキットを譲って頂き、50種類も越えようとしたころ、「戦艦大和」(「零戦」もですが)の模型化の歴史を研究する事自体、そのまま日本のインジェクション模型の歴史、特に黎明期のインジェクション模型を研究する事とも言えるのではないかと思い始めました。また、大和型考証の変遷の研究にもなりえます。 そこで始めたのが、この「戦艦大和フリーク」です。 えらいもんに手を出しちゃったと後悔し始めていますが..乗りかかった船ですし..行けるとこまでいこうかなと。 と言うことで、このウェブや掲示板を読んでいただいてる皆さんからの大和・武蔵・信濃の情報も、お待ちしております。 |