● 模型名称 |
戦艦大和 |
● メーカー |
日本模型(現ニチモ) |
● シリーズ名 |
1/200完全スケールモデル |
● スケール |
1/200 |
● 発売時期 |
1968年 |
● 価格 |
25,200円[ディスプレィタイプ]、31,500円[スタンダードタイプ]、52,280円[ラジコンタイプ](2006/12/4現在)◆(発売時:7,500円) |
● 艤装時期 |
捷一号作戦時 |
● 要目 |
全長:1315mm、全幅:188mm、全高:271mm。スケールモデル。フルハル、モーターライズ:4軸駆動、ラジコン搭載可能。主砲塔3基及び15m測距儀自動左右旋回、探照灯4基点灯可能 |
● 使用モーター、電池 |
動力用:マブチ RS-540モーター 1個、単一電池8本。旋回用:マブチ RE-26モーター1個、単2電池2本 |
● 解説 |
解説:日本模型(ニチモ)の1/200の戦艦大和は、1/750、1/500に続いて出した大和型のキットですが、設計に当たっては呉海軍工廠造船部が昭和19年2月7日に製図した「呉廠船設軍極秘19第215号〜220号の図面を基本としいるため、これまでの大和型模型とは1線を課するスケールキットです。当時日本ホビーが大和型模型のエポックメイキングとも言える1/350の大和をリリースしましたが、これに対抗する形で出されたものと思われます。日本ホビーはこのキットに対抗して1/150の戦艦大和を発売しようとしましたが、結局その前に潰れてしまいました。このキットの開発費は当時都心の一等地に家が建つほどと言われており、当時の日本模型の屋台船を震わせたとも言われてます。設計陣はこのキットを1万円越えで販売するように進言したのですが、当時の玩具問屋の意見で7500円という価格で販売されてしまいました。この結果1/200スケールの開発が滞る事になってしまった原因の一つでもあると言われてます。このキットは、ガレージキットや完成品ではサイズも価格も考証度も抜かれたものの、インジェクションキットでは、現在(2006/12/2)現在でも最大の戦艦大和のキットです。ただし出荷時期が古いため、後発のタミヤやオオタキ(現在はマイクロエース[アリイ]から発売中)のキットには精度的な面でも考証的な面でもその座を譲りましたが、現在でも戦艦大和の模型の中ではフラッグシップとして君臨しています。このキットは4軸でモーター動力走行が可能であるのと同時に、モーター動力で主砲塔3基と15m測距儀を左右に動かすことが出来、また煙突両側の計4基の探照灯の点灯が可能です。ただし、探照灯点灯させる場合は一回り大きなおもちゃ然とした探照灯と付け替えになるので、改造するか点灯式探照灯は諦めたほうが良いでしょう。尚、このギミックの内容は現在(2006年12月4日)はスタンダードキットと同じだと思われます。
1/200完全スケールモデルシリーズの展開:この1/200シリーズは、自衛艦や大戦中の駆逐艦陽炎型や秋月型、伊号19潜水艦,ドイツのUボート U-IX型も模型化されましたが、同型の武蔵や信濃はこの1/200シリーズでは模型化されませんでした。ただし、ラジコン用のパーツを加えたラジコン対応キット(39,800円/プロポ別売)もあり、現在(2006/12/2)でも殆どのキットが販売されているはずですが、市場ではあまり見かけなくなっています。 |